<フレーゲの論理主義への信仰に対する懐疑>

 2019/04/13

 

<フレーゲの論理主義への信仰に対する懐疑>

 

 「また、その思想法則が、われわれのものと矛盾しているような人間が存在するということが示唆されたとき、フレーゲは次のように答えた。『そのような状況を記述する唯一可能な仕方は、われわれがこの種の事例を語るとしても、われわれは【その時まで知られていなかったある種の狂気】を発見したと言うだろう、』(『算術の基礎』、Grundgesetze der Arithmetik)、【1883-1903】,Georg Olms, Hildesheimm,1966)Ⅰ.Bnd, p.ⅩⅤⅠ.」(Jacques Bouversse, Dire et ne rien dire,Éditions Jacqueeline Chambon,1997,p.13.)。)

 上記(私訳)のように、私見によれば、フレーゲは論理主義にあまりにも信頼を置きすぎているのではないか?実は論理一般からパラドクスないし矛盾は排除不可能ではないか?