ジャック・デリダの『生と死』についてのノート4

ジャック・デリダの『生と死』についてのノート4

 

「最初のプロトコール:このテクスト(ニーチェ『未来・・・について』は死後出版に属してするものだ。そして、『この人を見よ』がそれについて語っているだけではなく、ニーチェは死後に出版されたのはニーチェが望んでいなかったテクストでもそうである、さらになおそのテクストはニーチェが出版することを決して望まなかった死後出版であり、ニーチェはその道程の途中で中断させしなかった言説である。それは以下の事を意味するものではない。ニーチェはそれら全てを否認する。そしておそらく今日最も反-ナチ的な民主主義者を憤慨させるであろうものであり、ニーチェはそれらに同意するだろう。しかしながら、ニーチェはそれらに同意するだろう。しかしながら、ニーチェはこれらの講演を決して出版しようとは望まなかった。それらの講演を中断したのだ。)(p.65.)

以上、私訳です。