2018/12/30 記

 私の博士論文p.144.の註137において、私は自分に課題を出しているが、その答えを今なら出せる。それはやはりいわゆる晩年に近いデリダが、不可能なもの/と可能なものとの「区別」を提示したことから導き出される。明らかに「法」は反復「可能なもの」に属するものであり、「正義」は反復「不可能なもの」に属するのだ。