2019-03-21から1日間の記事一覧

デリダの「来るべき民主主義」と言う概念の原語は<<démocratie à venir>>と言います。以下に、私の気に入ったデリダのVoyous,2003,ÉDITIONS GALILÉE,pp.126-127.の文章を挙げておきます。"Mais,au-delà de cette critique active et interminable,l'expr…

2018/12/27 記 現代中国の「一帯一路」構想を鑑みて言えば、、私は、このいわば「論文」における「<宇宙的な規模のシルク・ロード>」という概念に、「民主主義」性を導入すべきであったとつくづく思う。(この点に関して言えば、多分にデリダの「来るべき民…

デリダの「来るべき民主主義」が詳述されているvoyousを読んで、私はつくづく思うのだが、なぜ彼は、民主主義の語源から生じる一番分かり易い(理解面でも実践面でも)定義である、「人民主権」という概念をなぜ、積極的に使わないのか? 上記の著書で、彼は…

2019/01/13 私の「脱構築可能なもの」と「脱構築不可能なもの」との区別のデリダ解釈は、実は私の論文上の処女作、「ジャック・デリダの『戯れ』」(1995)でも示唆されている。そこでは、「ルールは記号である」(p.157.)であると述べておいたが、これはいわば…

2018/12/30 記 私の博士論文p.144.の註137において、私は自分に課題を出しているが、その答えを今なら出せる。それはやはりいわゆる晩年に近いデリダが、不可能なもの/と可能なものとの「区別」を提示したことから導き出される。明らかに「法」は反復「可能…

"je pense, donc je suis"

デカルトの「我思うゆえに我有り」について補足

このデカルトの「我思うゆえに我有り」については、落合太郎訳p.45.及び原書GF-Flammarion,p.60.参照。